今回は女子旅で人気の台湾の人気都市「台北」から日帰りでいけるスポットを紹介。定番の九份から穴場スポットまで合わせて6つのプチトリップ先をご紹介します
- 新北投温泉
- 淡水
- 九份
- 十分
- 烏來
- 北埔
台湾といえば台北ですが、台北以外にも魅力的なスポットにちょっと足を伸ばせば、日帰りで行けるエリアが多数ですよ!
Contents
台北から1時間内:新北投温泉(シンベイトウ・ウンチュェン)
台湾最大の温泉郷として知られる新北投温泉は、台北からMRTで気軽に行くことができる人気スポット。歴史ある共同温泉から、高級温泉リゾートまで幅広い温泉を楽しむことができます。
新北投温泉へのアクセスについて
「台北駅」よりMRTで「新北投駅」下車。所要時間は約50分です。
台湾の公共交通機関は日本とほぼ一緒で迷うことはまずないです。
MRTについてはこちらの記事でも紹介しています!

世界でも珍しい温泉の博物館「北投温泉博物館」
世界でも珍しい「北投温泉博物館」は無料で入場できちゃいます!
この博物館は、かつて日本統治時代の共同浴場だった建物を改築したもので、北投温泉の歴史や文化、そして当時の大浴場の様子を見学できます。
約100°になるエメラルドグリーンの源泉「地熱谷」
新北投温泉の源泉の1つが沸いている「地熱谷」の周辺には、足湯のできる小川がある公園となっています。
約100°の源泉が湧き出ている様子は圧巻です。
日帰りスパを楽しむなら「水都温泉会館」
「水都温泉会館」は数ある新北投温泉の中でも、多彩なスパを気軽に日帰りで楽しめることができる人気施設。
露天風呂やスパは水着着用ですが、男女別の浴槽もあり。もちろん宿泊もできます。
北投の街並みを一望するなら「少帥禅園」
山腹にひっそりと佇む「少帥禅園」は、園内からは北投の街並みを一望できる人気スポットです。
懐石料理の他、アフタヌーンティーも頂けるので、温泉に浸かった後はゆっくりと羽を伸ばすのもいいですよね。
台北から1時間内:淡水(ダンシュイ)
淡水河河口にある美しい港町として人気なのが「淡水(ダンシュイ)」です。台北からMRTで1本というアクセスの良さからデートスポットとしても人気。
淡水駅から海沿いの中正路(老街)をのんびり歩くのもオススメで、レトロな街並みにオシャレな雑貨店など、散策にピッタリのスポットです。
淡水へのアクセスについて
「台北駅」よりMRTで「淡水駅」下車。所要時間は約1時間です。
淡水の1番の見どころは「紅毛城」
淡水の一番の見どころは「紅毛城」です。
1629年にスペイン人が建てた城で、その名の通り赤い外観が目印。
後にイギリス領事館が置かれたこともあり、内部はヨーロッパの調度品など当時の様子を伺うことができます。
美しい夕日が見れる「漁人碼頭」
日が暮れたら、ぜひ「漁人碼頭」へ。公園や桟橋のある地元でも人気のスポットです。
ここでは美しいサンセットを眺めることができますよ。ここから見る街の夜景も必見です。
淡水に来たら食べたい!名物のムール貝料理
淡水でのグルメは夕日を眺めながらのディナーがオススメです。
名物のムール貝料理が楽しめる「余家孔雀蛤大王」は地元の人気店で、2階のテラス席からは美しい淡水の河岸を見ながら食事ができます。
ニンニクやバジルの効いたムール貝炒め「招牌孔雀蛤」は台湾ビールがとっても合います!
台北から2時間内:九份(ジュウフェン)
台北に来たらほとんどの旅行者が訪れるという人気観光地が九份(ジュウフェン)ですね。
映画「非情城都市」の舞台となったことでも有名に。20世紀初頭に金鉱の町として栄え、現在でも街の至る所でその面影を見ることができます。
九份へのアクセスについて
MRTに乗って「台北駅」から「忠孝復興駅」まで。そこから基隆客運バス(金瓜石行き)に乗り換え、「九份老街バス停」下車。所要時間は約1時間30分ですね。
九份のフォトジェニックスポット「豎崎路」
急斜面に建てられた昔ながらの建物や、夜には赤い提灯が照らされ、ノスタルジー溢れる街並みが魅力。
特に有名なスポットは「豎崎路」といい、この坂道から撮られた写真は見たことがあるはずです。
ここにきたら楽しみたい!オススメの九份グルメ
九份までプチトリップしたらやっぱり観光以外にグルメ!
今回はオススメの九份グルメスポットを紹介します。なお、台湾スイーツについては別記事でまとめています。

スイーツの”芋圓”を食べるなら「阿柑姨芋圓」
そんな九份には名物スイーツの「芋圓」があります。
この「芋圓」を食べるのにオススメのお店は、老舗の「阿柑姨芋圓」ですね。
タロイモで作ったモチモチの芋圓は、温かいのとかき氷の入った2種を選べます。
美しい街並みと遠くに基隆湾を見渡せるテラス席で頂きましょう!
九份のカフェなら飲茶の「阿妹茶酒館」
また、九份にはカフェがたくさんあり、台湾ならではの茶藝館で一休みすることもできます。
豎崎路にある「阿妹茶酒館」は、映画「非情城市」のロケにも使われた店。台湾産のお茶とお茶請けを楽しむことができます。
日本語メニューもあるので安心ですよ!
九份を散策後は「基隆廟口夜市」に寄り道
もし、車で九份を散策するなら、少し足を伸ばして30分ほど移動してみては「基隆廟口夜市」に立ち寄るのいかがでしょうか?
港町の基隆ならではの賑わいを見せるこの夜市は、食べ物の屋台がズラリと並んでいます。
特にシーフードが美味しいですよ。
台北から2時間内:十分(シーフェン)
台北から電車で約1時間30分の山間にある小さな街「十分」です。毎年旧正月に行われる天燈上げが有名な観光地です。
十分駅周辺にはレトロな街並みが広がり、また“台湾のナイアガラ”と呼ばれる瀑布があり自然豊かな場所としても知られています。
十分へのアクセスについて
「台北駅」より台湾高速鉄道に乗車し「瑞芳駅」で下車。平渓線に乗り換えて「十分駅」下車。所要時間は約1時間40分です。
十分駅が意外にオススメスポット
平渓線の「十分駅」を降りたら、まずは駅周辺を散策しましょう。
1時間に1本しか走らないのんびりとした平渓線は、電車が来るときが絶好のシャッターチャンスです。
また、線路ぎりぎりに軒を連ねる土産店にはかわいい天燈のグッズがありますよ。
実は毎日OKな「天燈上げ」
実は十分では旧正月だけでなく、毎日「天燈上げ」が可能です。
色にはそれぞれ意味があり、ピンクは恋愛成就、パープルは合格祈願、イエローは金運などです。
“台湾のナイアガラ”と言われる「十分瀑布」へ
十分に来たらもう一つの見どころが「十分瀑布」へ。
駅から徒歩約15分で行ける台湾最大の瀑布です。“台湾のナイアガラ”と言われるだけあり、迫力そのもの。開放時間が決められています。
- 10月~5月は9:00~17:00、
- 6月~9月は9:00~18:00、
最終入場は30分前までです。
十分でオススメのグルメスポット
駅から少し歩いたところにある十分老街には、カフェやレストランなどが充実しています。本数の少ない電車の待ち時間にぜひ利用したいところ。
こだわりコーヒーの「走味的咖啡」
こだわりのコーヒーで人気のカフェ「走味的咖啡」は、天燈のような特徴的な形のガラス戸が目印です。
可愛らしい店内では、ゆっくりと過ごすことができ、コーヒーの他スムージーなどのメニューも揃えています。
十分のB級グルメ代表「溜哥炭烤雞翅包飯」
十分のB級グルメの代表と言えば「溜哥炭烤雞翅包飯」の手羽先の中に炒飯を入れ込んだ1品です。
手羽先の中にもち米を詰めたものに、スパイシーな味付けがやみつきな一品です。
台北から半日内:烏来(ウーライ)
自然と台湾の文化が残る「烏来」。烏來の”ウーライ”とはこの地に暮らす原住民「タイヤル族」の言葉で「温泉」という意味です。
山々に囲まれた烏来では、台湾最大級の烏来瀑布や天然温泉を楽しむことができます。
烏来へのアクセス
「台北駅」より、新店客運バス(烏来行き)乗車で「烏来バス停」下車です。
ただバスの所要時間は約2時間30分かかります。行くときは宿を予約していくほうがゆっくり楽しめますよ!
やっぱり疲れを癒やすなら烏来の「小川源温泉」へ
まずは、烏来特定風景区へ。ここにはトロッコやロープ―ウェイがあり、烏来の見どころが集中しています。温泉街には日帰り可能の温泉施設がいくつかありますが、オススメは「小川源温泉」です。
水着でなく裸で入る日本スタイルの温泉で、タオルなどもあるので手ぶらで立ち寄ることができます。
タイヤル族の歴史を学ぶには「烏来泰雅民族博物館」
烏来には「烏来泰雅民族博物館」があり、タイヤル族の歴史や文化について学ぶことができます。
また、タイヤル族独特の手工芸品も見どころです。
日本人の口にも合う!烏來のオススメグルメ
烏来の気になるグルメはどんな名物があるのでしょうか?
名物料理はイノシシソーセージやカワエビの炒め物、竹筒飯などは日本人の口にもとっても合う料理が多いですね。
オススメは「泰雅婆婆美食店」です。
店内に飾られたタイヤル族の工芸品を見ながら食べるのも楽しいですよ。
台北から半日内:北埔(ベイプー)
台北市の隣「新竹市」にある客家の伝統が息づく街「北埔」がおすすめスポットです。
“客家”とは1830年頃に中国の広東省からやってきた人々を祖先に持ちます。
風水に則って形成された街並みや、レンガ造りの伝統家屋など、台北にある古い街並みとは異なる趣が楽しめるスポットですね。
コンパクトな街にも関わらず、見どころはたくさん!
台北から北埔へのアクセスは
こちらも「台北駅」より台湾高速鉄道に乗車「新竹駅」下車し、そこから新竹客運バスで「新竹駅」まで行って、台湾好行バス(獅山線)に乗り換え「北埔老街」下車で到着。
所要時間は約3時間ですね。ここに行くのならやはり1泊するのがオススメです。
北埔に来たら抑えておきたい伝統建築
北埔街(北埔老街)を中心に、代表的な古跡を見ることができます。中でも、建築好き必見のスポットは慈天宮、金広福公館、天水堂の3カ所があります。
北埔の市民憩いの場「慈天宮」
慈天宮は1844年に建てられた慈天宮は街の中心にあり、信仰の場であると同時に、市民の集いの場でもあります。
元は地元の名士の邸宅でした。
歴史的に重要な役割を持った「金広福公館」
金広福公館は、1835年に建てられたレンガ造りの建物です。
客家人がこの地にやってきた頃、原住民との衝突が激しく、分厚い壁や門は攻撃から守るためのものです。
後に地方行政機関が置かれるなど、台湾の開拓史上、重要な役割を持ちます(内部は非公開)。
最も美しい客家伝統建築の「天水堂」
天水堂は1832年に北埔を開拓した名士の邸宅。
街でも最も美しい客家伝統建築と言われています。(こちらも内部は非公開)。
北埔に来たら味わうべし!客家グルメ
北埔では、伝統的客家料を味わうことができます。
客家料理は、切り干し大根や干した芥子菜(からしな)など塩漬けや発酵食品が使われたものが多数。
芥子菜と豚バラの煮込みや、きし麺のような幅広麺などバラエティ豊かで日本ではなかなか食べることのできない料理が楽しめます。
北埔の客家グルメなら「番婆坑客桟」
オススメは街の中心地にある「番婆坑客桟」です。趣ある店構えがどこか懐かしい雰囲気の老舗客家料理店。
大腸の炒め物(薑絲大腸)や豚バラ肉の煮込み(柑醤五花肉)などが人気です。
こちらも欠かせない名物の擂茶(れいちゃ)
また、名物の擂茶(れいちゃ)もぜひチャレンジしてみましょう。
緑茶、ピーナッツ、ゴマ、カボチャの種、松の実をすり潰した濃厚で自然の甘味が味わえるお茶です。
オススメは「水井茶堂」という築約100年の日本家屋を改築した茶藝館。
こちらでは自分で擂茶を作ることができる他、東方美人など特産のお茶も購入することができます。